押味和夫先生インタビュー(名医をめざしてーその7、最終回)

June 18, 2017

押味先生 E mailインタビュー今回は最終回です。

北海道で臨床を続けながら国際的な活動もされている現況と未来への医師達への提言をいただきました。

 

Q: 現在は臨床だけでなく、また他にも国際的な活動をされていると伺いましたが、どんな活動でしょうか?

 

 NK腫瘍研究会の素晴らしい仲間とは、今になってもつながり続けています。鈴宮淳司先生が塾長になり私が事務を担当し、この鶴居村でTsurui Lymphoma Workshop を始めました。2013年夏に小人数で試みてこれなら上手くいきそうとの感触を得て、2014年夏に第1回の研究会を開きました。今年が第4回です。モットーはもちろん「よく遊び、よく学べ」です。夏の週末の木曜夕方から始めて、翌日は勉強、土曜日は一日中「野外実習」で、日曜の午前で終わりです。取り上げるテーマは、チョー難しそうな遺伝子レベルでのリンパ腫発症機序から最新の治療までのあらゆる分野です。若い人に問題を配り、予め調べてきてもらい、発表してもらうのです。これがビックリするほど凄いのです。皆さん張り切って発表してくれますし、その中身は血液の勉強を始めたばかり、あるいは始める前とは思えないようなレベルなのです。これがきっかけで、そのテーマをライフワークにする若者も出てくるだろうなと期待しています。もちろんベテラン講師によるレビューもあります。

 

Q: 長くお話しいただいたこのインタビューも終わりに近づきました。最後に先生から若い医師達へのアドバイスをお願いします。

 

 というわけで、私の冒険はいずれも小さなものでした。強いて挙げますと、想像力が欠如していたお蔭で、英語を話せず理解も出来ないまま無謀にもアメリカへ渡って臨床研修をしたのが最大の冒険でした。そしてこのときの大変な経験から度胸が据わってしまい、以後、何が起こっても動じなくなりました。あのときに比べりゃ、といった感じです。同じように思い切った行動を若者にとってもらいたいかといいますと、やっぱりYESです。ただしもっと計画的に。研究の世界も同じでしょう。青年よ(女性も含まれます)、荒野をめざせ! 未知の世界をめざせ! そこには無限の可能性があります。厳しい環境に身を置いて努力し、大きく羽ばたいて欲しいのです。自分の才能を最大限に開花して欲しいのです。

 

編集より、今後押味先生のピロリ菌と MALTリンパ腫の関与についてのビデオ講義をインターネット上で公開する予定です。どうぞご覧ください。(英語の講義になります)

 

 

 

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