ラオスでの活動の開始 ーその1ー
コロナ禍がひと段落した2022年6月、ラオスの首都ビエンチャンを訪れた。ラオスも日本同様、海外からの訪問者を2年間シャットアウトし6月からようやく受け入れ体制が整ったばかりだった。ラオスでの法人の活動は2年前からの懸案だったが、コロナの影響もあり、グラント獲得に苦戦し、本年度からようやく活動を開始する見込みがついた。ラオスではWHOの報告によると胃癌自体は悪性腫瘍の中で五番目に位置しているが、ピロリ菌の感染率は論文によると、69%とアジアでは高く、毒性も強い。これは隠れた胃癌死が多いことを予測させる。首都ビエンチャンにある、主病院の一つであるミタパブ病院癌センターを中心にZOOM会議から始め、今回が初めての現地訪問である。 タイからの乗り継ぎで現地首都ビエンチャンの空港についたのは11日夜半だった。空港にはミタパブ病院癌センターのペッサモン院長先生と、シャンパデング先生が迎えに来て下さっていた。ぺッサモン教授は、日本の東京医科歯科大学病院にて6年間病理を研修し、日本語も堪能な病理学者である。ホテルで美味しいラオスビールをご一緒した。翌朝日曜日は歩