2023年3月にブータンで行われた八尾隆史先生の病理学セミナー記(連載)その3ーブータン料理です。幸せの国ブータンで人々はどんな食べ物を食べているのでしょうか?
3,ブータン料理
初日の夜は、大分大学からブータンへ派遣されている水上先生と一緒にブータン料理を食べに行った。その店には水上先生は2回目とのことだったが、常連客扱いのような暖かいおもてなしだった。
料理は、エマダツィは外せない、付け合わせにティーモモ(饅頭の皮のようなもの)。これには辛いタレが付いてくる。自分にとっては辛さが足らないので、店で一番辛い料理を出してくれって言うと、本気をだしてきた。チキン青唐辛子炒めに加え、怪しげな辛い付け合わせが出てきた。水上先生は辛さで死にそうになっていたが、私にはちょうどいいくらい。素晴らしく美味くいただきました。
翌日は、日曜日だったのでガイドを雇って水上先生とティンプー観光に行った。ランチはガイドさんが町の人気レストランに案内してくれて、チャウメン(焼きそば)とモモ(餃子のようなもの)、トゥクパ(ほうとうのような麺料理)をいただいた。ここでも唐辛子タレが付いてきた。市場に行くと唐辛子が山盛りで売ってある。本当に唐辛子の国だ。
ブータン料理はバリエーションが少なく、結局毎日同じようなものを食べ続けた。セミナーでのランチはセミナー室にご飯と麺、おかずが運ばれてきて、各自一皿に盛り付けて食べた。このスタイルがブータンの一般的な食事のようで、ご飯と麺がいつもセットになっている。そして必ず唐辛子がどれかに使ってあるのは嬉しい。同じような料理だが、飾り気のない素朴な味なので、毎日食べても飽きないのかな。
肉やチーズが入っているモモは日本ではネパール料理屋で食べられるので、ネパール料理かと思っていたが、ブータンでも代表的な料理のようだ。また、料理に使う肉は干し肉が多かったことも興味深かった。
インドの隣の国なので、やはり純インドカレーを提供するレストランもあり、せっかくの機会なので鴨川先生と行ってみた。チキンカレーはまさに本物、スパイシーで素晴らしく美味しかった。
セミナーも食事も充実した有意義な滞在だった。また再訪したい。
上段左:エマダツイとティーモモ
上段中:辛いタレ
上段右:チキン青唐辛子炒め
中段左:激辛調味料
中段中:街の人気レストランでのランチ
中段右:市場の唐辛子
下段左:病院でのランチ
下段中:インドカレーも食べた
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