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ブータンで胃癌病理診断セミナー(その1)

2023年3月にブータンで行われた八尾隆史先生の病理学セミナー記(連載)その1ー初ブータン訪問ーです。3回の連続掲載です。ブータンの食べ物の記録も!


ブータンには病原性の高い強毒型ピロリ菌が存在し、胃癌予防と早期発見が課題である。早期胃癌発見のため日本の内視鏡医による内視鏡診断技術の指導が行われてきたが、病変が発見されても病理医が生検組織で癌と診断しないことには早期治療がなされない。というわけで、病理診断指導が必要となり私の出番となった。2020年の3月に訪問する予定であったがコロナ禍のため中止となり、3年越しの訪問となった。

ブータンは「世界一幸せの国」として有名ですが、実際はどんな国か全く知らなかったので調べてみたら、面積は九州(約38万km2)くらい、人口は佐賀県(約80万人)くらいの小規模な国で、唐辛子を野菜のように食べるとのこと。カレー好きの私にとっては魅力的な食事がいただけそうで、大変楽しみだった。

パロ空港に到着、とっても小さな空港だ。ティンプーまでは山間の曲がりくねった道を車で1時間くらい。信号機がひとつもない。町の中心の交差点一カ所でお巡りさんの手信号で高越整理を行う小屋(名物)があるだけ。ホテルに荷物を置いて、町を散策。町の規模も小さくなんとものんびりとした雰囲気。快晴の中歩き回って喉も渇いたのでブータンビールDruk1 1000とエマダツィをいただく。エマダツィは唐辛子(エマ)をチーズ(ダツィ)で煮込んだブータンの代表的料理。一般的には激辛だと思うが自分にはもの足らないくらいだけど、素晴らしく美味い。まずは、これを食べたかった。そして、他のいろんな料理を食べるのがさらに楽しみになった。


上段左:パロ空港に到着

上段中:Druck Air

上段右:空港からテインプーまでの風景

下段左:町の中心部

下段中:手信号小屋

下段右:ブータンビールとエマダツィ

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